履歴書も職務経歴書も転職ポートフォリオも何も問題ないはずなのに、なぜか面接だけはどうしても苦手であと一歩のところで内定を逃してしまう…なんて方も多いはず。
それが「コミュニケーション能力に不安が残るから」「実績はすごいけど、あなた自身のことがよく分からないから」みたいな対人能力の部分での評価だとなおのこと。いったいこんなのどうすれば選考通るんだと頭を抱えては悩みに明け暮れることも少なくありません。
そこでオススメするのが、転職ポートフォリオを使ったプレゼン術です。
今回は「面接時の転職ポートフォリオの有効活用法」について解説します。
もしあと一歩のところで、内定に届かず悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ただの作品集で終わらせない…!面接で転職ポートフォリオを用意した方が良い理由
理由は、以下の通り。
- 文書化しづらい・プロジェクト発足に至った背景に対しても補足で説明できるから
- 実際に持ち込んで使って見せる・その場の操作で表現が変化するものとかであれば、面接官にその場で体験してもらえるから
でも作品見せているんだし、
説明なんてわざわざしなくても良いんじゃない…?
確かにモノ自体が良さそうなもの・何となく凄そうなものと感覚で伝わることもあるでしょう。
ただ制作者自身、実はこだわって取り組んだプロジェクトでも、第三者が見たときはプロジェクトに隠された仕掛けを見落とされてしまったり、そもそもの意図を汲み取ってもらえない可能性があるからです。
例えば、その制作物を作るに至った課題やプロジェクト発足の裏側。制作背景が「売上」じゃなくて「ユーザー体験」に重きが置かれていた場合や特定の操作をしないと発火しない仕掛けを使ったものなど。
どういった課題を解決するためにプロジェクトを推進したのか。どんな思考で制作するに至ったのかといった制作物に現れない事情とかを説明する意味でも、面接で転職ポートフォリオの存在は欠かせません。
選考突破間違いナシ!転職ポートフォリオの有効活用法
では実際どのように使っていけば良いのか。
結論、転職ポートフォリオをPDF資料でまとめて、タブレットで映しながら面接官へプレゼンしましょう。
理由として、自分のペースでアピールしたい実績を相手に説明することができるからです。
というのも、転職ポートフォリオはあくまで選考を通過して内定を獲得するためのツールであって、ただの作品集ではありません。
つまり、ただ面接官に作ったものを見てもらうというだけでは、課題や用途が伝わらないため内容としては不十分です。
何より、知って欲しいことを全て転職ポートフォリオへいちいちまとめていたのでは、時間内に目を通してもらえず、それどころか意図しない解釈から誤解を生むことも少なくありません。
そこで、転職ポートフォリオを資料としてまとめて、タブレットを駆使しながらプレゼンすることで、どういった課題に対して向き合い、なぜ作る必要があったのか。制作物には現れない「行間」としての対人能力も証明することで、選考突破に大きく貢献します。
転職ポートフォリオをプレゼンで使う場合の注意点
ただもしタブレットや機材を使ってプレゼンをするなら、本番の1時間前には必ず機材チェックを一度行うようにしましょう。
理由として、そもそもタブレット本体の充電がなくなっていたり、内蔵されているシステムが自動アップデートされて、本番直前で端末が使えなくなってしまうこともあるからです。
とくに端末としての利用期間が長いもの・動作が怪しいものがあるのであれば、機材を一度買い直すことも視野に入れて、面接へ臨むようにしてください。
ちなみに、格安タブレットについては、下記の記事でいくつか紹介しているので、もし買うタブレットに悩んだらぜひ参考にしてみてください。
おわりに
今回は「面接時の転職ポートフォリオの有効活用法」について解説しました。
転職ポートフォリオの出来栄えや書類としての実績も良いのに、なぜか面接が受からず悩んでいるという方は、ポートフォリオ自体の魅せ方を大きく変えるのではなく、転職ポートフォリオ自体の使い方から見直してみましょう。