転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「動画編集者の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし動画編集者での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での動画編集者の需要について
求人ボックスによると、2024年8月時点で掲載されている正社員の動画制作の求人数は49,988件。
中でも、正社員の動画編集者の求人数は14,168件と、動画制作の全体求人数から比較して見ると約28.3%ほど。
未経験の求人は11,061件と78.1%ほどで、未経験からでもチャレンジしやすい職種となっています。
動画編集者の仕事内容について
撮影された素材を組み合わせて一つの映像作品として仕上げる人たちのこと。
具体的には、以下のような媒体を取り扱います。
- テレビ番組
- 映画
- WEB動画
テレビ番組
主にテレビドラマ・バラエティー番組・ドキュメンタリー作品などを取り扱います。
テレビドラマでいえば、ドラマの前後で紹介される出演者のクレジットの映像構成の作成や演者の演技に合わせた音楽や効果音の挿入・作品のムード作り。
バラエティー番組でいえば、テロップ・エフェクト・カットを追加して、出演者のトークで押し出したいところや笑いのタイミングを目立たせたりするなど。
撮影された映像作品が、限られた尺の中でより魅力的に映るよう調整します。
映画
主に長編映画・短編映画・アニメーション映画などを取り扱います。
長編映画でいえば、基本的なエフェクトやカットの他にも、物語全体が一貫したストーリーになるよう、何十時間と撮影された映像の中から最適なテイクの選定・編集。
短編映画でいえば、ストーリーを調整するのはもちろんですが、尺もかなり限られてしまっているので、本当に伝えたいメッセージや感情に優先度をつけて構成を検討します。
WEB動画
主にYouTube動画・SNSに掲載する用のショート動画・オンライン広告などを取り扱います。
YouTubeでいえば、企画系やレビュー系を投稿するYouTuberの動画の編集はもちろんのこと、VTuberやアーティストが手がける音楽MV。
SNSに掲載する用のショート動画でいえば、動画自体の編集はもちろんのこと、YouTubeのように主要で持つチャンネルへの導線も考慮したストーリー設計なども求められます。
動画編集者へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、動画編集者の事例を3つほど紹介します。
1.ビジネス系 × 動画編集者の事例
ビジネス系 × 動画編集者「hide」様のポートフォリオです。
解説動画や対談動画など。実際にどういう形の動画が仕上がるのかといったことをコンテンツごとにまとめています。
実務経験はないけど、これから未経験で仕事を取っていきたいという方は、参考になるかもしれません。
2.飯テロ × 動画編集者の事例
飯テロ × 動画編集者「飯テロ・リズム」様のポートフォリオです。
ロゴを活かしたオープニングアニメーションやイケてる動画風の飯テロ動画を多数掲載しています。
既存の動画を編集するだけでなく、デザインを活かした編集で勝負していきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみましょう。
3.テレビCM × 動画編集者の事例
テレビCM × 動画編集者「MOVA」様のポートフォリオです。
動画の編集はもちろん、映像の全体を意識した構成になっており、撮影技術も高い作品となっています。
この作品は「MOVA」という動画編集スクールの生徒である小林来維さんが作ったものとなっているので、サービスのサンプルともなっています。
もしネットで調べていても、参考となる動画が見つからないという方は、このように動画編集スクールが掲載しているサンプル動画とかも参考にしながら動画制作を進めてみてください。
おわりに
今回は「動画編集者の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
動画編集者として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。