転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「UIデザイナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしUIデザイナーでの転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのUIデザイナーの需要について
求人ボックスによると、2024年5月時点で掲載されている正社員のデザイナーの求人数は99,839件。
中でも、正社員のUIデザイナーの求人数は19,111件と、デザイナーの全体求人数から比較すると約19.1%ほど。
未経験の求人は9,252件と48.4%ほどで、未経験からでも始められるチャンスの多い職種となっています。
UIデザイナーの仕事内容について
ユーザーが操作しやすい画面を設計する仕事のこと。
具体的には、以下のようなものを取り扱います。
- 業務アプリケーション
- WEBアプリケーション
- その他
業務アプリケーション
企業内で発生する業務を効率良く処理させるツールのこと。会社によっては社内ツールと呼ばれるものです。
具体的には、給与の支払い・交通費等の計算を執り行う給与計算システム・管理部で注文した品物の管理を行う在庫管理システム、特定のツールの操作方法や社内ルールが一元化された社内Wikiシステムといった大きなシステムなど。
商用のツールでは手が届かないシステムを作るときのデザインを担います。
WEBアプリケーション
会員登録やインストールせずとも使えるサービスのこと。
具体的には、XやFacebookといったSNSサービスやYouTubeのような動画共有サービスなど。
商用アプリケーションの画面設計のデザインを担います。
その他
業務アプリケーションとWEBアプリケーションの画面設計がメインですが、他の業務と兼任する場合もあります。
具体的には、駅内にあるデジタル看板のデジタルサイネージ・WEBサイト・メディアの画面設計から画面へ書き出すコーディングまで。
プロジェクトのメンバー数によっては、開発や文章の作成を兼任する場合もあり、業務を広げようと思えば対応範囲に際限がないのが特徴です。
UIデザイナーへ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、UIデザイナーの事例を3つほど紹介します。
1.コーディング × UIデザイナーの事例
コーディング × UIデザイナー「ソーダー」様のポートフォリオです。
本業は、Web制作会社に勤めているデザイナー・コーダーの方で「DailyUI」という土日を除く100日間メールでUIデザインのお題を送ってくれるサービスを使って、作った作品を数多く掲載しています。
アプリケーションのUIデザインと一言で言っても、多種多様なサービスがあり、サンプルで作れるもののイメージが湧かない…っていう方は、ぜひ参考にしてみてください。
2.WEBアプリケーション × UIデザイナーの事例①
WEBアプリケーション × UIデザイナー「高崎 良太」様のポートフォリオです。
モバイル向けコンテンツ制作会社での経験やゲームのUIデザインの作成経験があり、数多くの取引実績があるとのこと。
何より実例として、作ったもののサンプルを分野ごとに見やすくまとめているので、何ができるのかがパッと見て分かるのがグッドポイントです。
実績を見やすくまとめたいけど、まとめ方が分からないという方は、ぜひ参考にしてみましょう。
3.WEBアプリケーション × UIデザイナーの事例②
WEBアプリケーション × UIデザイナー「YABE」様のポートフォリオです。
本業は自社サービスで要件定義〜画面設計まで一気通貫で対応しているとのこと。実績に関しては分野ごとにカテゴライズしていて、何に関するデザインを手掛けたのか見やすくまとまっているので、特定分野に特化せず、色んなことをやってきたとアピールしたい場合は、ぜひ参考にしてみましょう。
おわりに
今回は「UIデザイナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
UIデザイナーとして転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。