転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「テクニカルライターの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしテクニカルライターでの転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのテクニカルライターの需要について
求人ボックスによると、2024年10月時点で掲載されている正社員のライターの求人数は23,555件。
中でも、正社員のテクニカルライターの求人数は6,246件と、ライターの全体求人数から比較すると約26.5%ほど。
未経験の求人も5,975件と約95.7%ほどあるので、未経験からでもチャレンジしやすい職種となっています。
テクニカルライターの仕事内容について
専門的な技術に関する情報を第三者でも内容を理解できるようまとめる仕事のこと。
具体的には、商品を買うと同封されている製品マニュアルや公式サイトに導入されている公式ヘルプページの作成、エンジニアが書いた技術文書の翻訳など。
専門知識がないと読み解けない情報を読んだ人が分かりやすく、理解しやすいよう整形します。
法人間での取引が主となり、また契約上、外部に実績が出せないものも多いので、知る人ぞ知る仕事となっています。
テクニカルライターへ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、テクニカルライターの事例を3つほど紹介します。
1.Apple製品 × テクニカルライターの事例
Apple製品 × テクニカルライター「小平淳一」様のポートフォリオです。
大学卒業後は、漫画家を目指しアシスタントとして活躍。5年後の2000年には印刷物のレイアウト業務を経験し、2002年に現マイナビ出版へ転職。
その後は、コンピュータ雑誌『Mac Fan』の編集部に所属したり、デザイン・Web制作会社に就職するなど。
雑誌・書籍分野を中心に活躍されてきたとのこと。コピーライティング・テクニカルライティングだけでなく、ものづくりに対する幅広い知識を持っている点も強みとのことなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
2.社内教育・地域活性・環境関連 × テクニカルライターの事例
社内教育・地域活性・環境関連 × テクニカルライター「明石 幸一郎」様のポートフォリオです。
東京都市大学大学院卒業。所属研究室では化石燃料に頼らず、快適な住まいづくりを考える建築環境学を学ぶ。
その中で、研究内容がいくら素晴らしくても人に伝わらないと意味がない、との教えを通じて、取扱説明書を編集するテクニカルライターとして5年従事。
現在では、2019年3月より活動を開始したビデオグラファーとの両軸で、製品プロモーションや全国各地にいる社員に向けた教育動画・地域の魅力を伝えるもの、環境問題をテーマとした動画などをメインに制作しているとのこと。
動画を使ったライティングにも携わっていきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
3.ソフトウェアエンジニア × テクニカルライターの事例
ソフトウェアエンジニア × テクニカルライター「田村 広平」様のポートフォリオです。
卒業論文のテーマであった「空間自己相関法」の理解のため、FFT(高速フーリエ変換)で建物の振動特性をシミュレートするプログラムを書いたことがきっかけで、未知のIT業界へ参入。
現在では、OpenAMを中心としたOSSに関するサポート・研究開発を行っているとのこと。
エンジニアリングとテクニカルライター2つの顔を持って活動しているとのことなので、同じようにエンジニアリングと両立していきたいと考えている方は、ぜひ覗いてみましょう。
おわりに
今回は「テクニカルライターの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
テクニカルライターとして転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。