転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「ノンフィクション作家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしノンフィクション作家での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのノンフィクション作家の需要について
求人ボックスによると、2024年10月時点で掲載されている正社員の作家の求人数は2,192件。
中でも、正社員のノンフィクション作家の求人数は0件と、求人がない状況です。
なので、ノンフィクション作家にチャレンジしたい方は、一作家として活躍しながらノンフィクション分野での仕事を勝ち取る必要があります。
ノンフィクション作家の仕事内容について
実際に起こった出来事や事実を元に本や記事を執筆する仕事のこと。
具体的には、歴史上の出来事・科学や自然など技術研究の進展・その当時の社会問題など。
小説家が想像の世界の出来事を書くのに対し、ノンフィクション作家は事実をありのままにまとめ上げます。
想像で文章をまとめてはいけないものになるので、入念な取材や調査が要求される仕事となります。
ノンフィクション作家へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、ノンフィクション作家の事例を3つほど紹介します。
1.パリの国際機関での勤務経験 × ノンフィクション作家の事例
パリの国際機関での勤務経験 × ノンフィクション作家「川内有緒」様のポートフォリオです。
国連職員時代に書き溜めていた原稿をまとめ、「パリでメシを食う。」を出版し、フリーランスの物書きに。
現在では、書籍・コラム・ルポを書くかたわら、イベントの企画やアートスペース「山小屋」(恵比寿)も運営。いわき回廊美術館にある「一冊の図書館 SOLO UNO」館長も務めているとのこと。
パリに関するノンフィクション本を複数出版されているとのことなので、気になった方はぜひ一度購入して読んでみてください。
2.がんの闘病経験 × ノンフィクション作家の事例
がんの闘病経験 × ノンフィクション作家「柳原和子」様のポートフォリオです。
1997年にがんを患った経験から「がん患者学」を出版。この本は高い評価を受け、以後「がん生還者たち 病から生まれ出づるもの」「告知されたその日からはじめる 私のがん養生ごはん」「百万回の永訣」などもリリース。
2008年3月に卵巣がんのため、永眠。現在では不定期でページを編集者が更新している現状とのこと。
本は今でも書店で入手できるので、気になった方はぜひ一度手に取って読んでみてください。
3.書道師範 × ノンフィクション作家の事例
書道師範 × ノンフィクション作家「柳原三佳」様のポートフォリオです。
主婦業・子育てをしながら、交通事故・司法問題等をテーマに取材・執筆・書籍を出版するほか、講演・テレビ・ラジオへの出演も行う。
書道師範としても活動しており、全書芸展2016国立新美術館にも出品するなど。
マルチな分野で活躍されているとのことなので、気になった方はぜひ一度覗いてみてください。
おわりに
今回は「ノンフィクション作家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
ノンフィクション作家として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。