転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「通訳者の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし通訳者での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での通訳者の需要について
求人ボックスによると、2024年7月時点で掲載されている正社員の通訳者の求人数は6,627件。
中でも、未経験の求人は3,728件と56.3%ほどで、求人数も多く、未経験からでもチャレンジしやすい職種となっています。
通訳者の仕事内容について
異なる言語を話す人々の「言葉の橋渡し」をする仕事のこと。
具体的には、お互いの話を聞き取って内容を理解し、異なる言語同士をそれぞれ変換します。
通訳というと、言語同士を翻訳し、それをそのまま相手に伝えているという風にイメージされるかもしれません。
ただ通訳の目的は、そもそもコミュニケーションをサポートすること。
どれだけ正確に言葉を翻訳しても、どういう経緯や考えがあって、そういった言葉を発したのか。発言の意図も汲み取れなければ意味がありません。
なので通訳者には、言語自体の知識はもちろん、言語を使う文化圏の事情や文化の理解も求められます。
通訳者へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、通訳者の事例を3つほど紹介します。
1.医薬 × 通訳者の事例
医薬 × 通訳者「Shosen So」様のポートフォリオです。
大学在学中から1年ほど交換留学を経験。卒業後は、大手日系グローバル企業に入社し、日本人社長付きの社内通訳およびパーソナルアシスタントとして4年強勤務。
現在は、都内で医薬翻訳者・通訳者として勤務しているとのこと。
製薬翻訳はもちろん、プログラム通訳やプレゼンテーションおよび会議の同時翻訳での会議進行など。
通訳者がどういったところで活躍できるのかといった活躍の場を見つけるヒントにもなるので、今後通訳で食べていきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
2.音楽 × 通訳者の事例
音楽 × 通訳者「岩田朋子」様のポートフォリオです。
現役のピアニストとして、東京・大阪・神戸など首都圏を中心にリサイタル活動や神戸女学院大学音楽学部・武庫川女子大学文学部教育学科で後進の指導も行なっているとのこと。
通訳分野に関しては、ウィーン留学中から長年に渡り多数の音楽講習会や学校関係の研修でピアノを中心としたレッスンの通訳を担当。
通訳の専門家としてだけでなく、他の活動と並行して通訳の分野にもチャレンジしたいという方のキャリアの歩み方の参考になると思うので、気になった方はぜひ一度覗いてみましょう。
3.報道 × 通訳者の事例
報道 × 通訳者「フローラ ジャスミン」様のポートフォリオです。
報道からドキュメンタリーや映画を始め、刑務所・拘置所・検察庁・法務省など。
表舞台から裏舞台に至るまで幅広い分野で活躍されているとのこと。
法律に関わる仕事の分野にも携わられている他、VISA・お車のご用意・運転・ホテルの手配など。通訳の仕事を超えてマルチに活躍されているので、語学力を活かして、通訳の仕事にもチャレンジしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみましょう。
おわりに
今回は「通訳者の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
通訳者として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。