転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「インテリアデザイナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしインテリアデザイナーでの転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのインテリアデザイナーの需要について
求人ボックスによると、2024年8月時点で掲載されている正社員のデザイナーの求人数は107,104件。
中でも、正社員のインテリアデザイナーの求人数は11,226件と、インテリアデザイナーの全体求人数から約10.5%とデザイナー求人から見ると少ない印象です。
未経験の求人は8,939件と79.6%ほどと、未経験の求人数は多いので、技術さえあればチャレンジしやすい職種となっています。
インテリアデザイナーの仕事内容について
住環境を快適な空間に仕上げる仕事のこと。
具体的には、自宅やオフィスなど、今いる空間を少しでも快適に過ごせるよう、家具の配置や色彩・照明・装飾品などを総合的にデザインします。
部屋の模様替えが、個人の好みや直感でデザインされるのに対し、インテリアデザイナーの仕事では、色彩の知識・建築物の原理や原則・人間の日常的な行動といった行動原理から逆算し、機能性と美しさを両立させた空間づくりを提供するのが特徴です。
なので、自分の感性で物の配置を決めるのではなく、生活スタイルを考慮した配置で内装を整えたいと考えている方は、ぜひ一度本職の方に相談してみましょう。自分で内装を調整するのでは得られない発見があるかもしれません。
インテリアデザイナーへ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、インテリアデザイナーの事例を3つほど紹介します。
1.エレガントなデザイン × インテリアデザイナーの事例
エレガントなデザイン × インテリアデザイナー「末次 矢代ゐ」様のポートフォリオです。
最高級のディテール・クオリティー・さりげないエレガントさを感じられるデザインをモットーに、その土地で最も適した素晴らしい材料や熟練の職人の技を数多くデザインへ取り入れているとのこと。
実績例もオシャレで高級感溢れる内容が盛りだくさん。世界観を売りに実績をまとめたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
2.リノベーション専門 × インテリアデザイナーの事例
リノベーション専門 × インテリアデザイナー「HouseLinkle」様のポートフォリオです。
元が中古物件と思えないくらいに見違えたデザインが特徴。
一概に元のデザインを廃するのではなく、残せそうな室内の壁や古材はあえて残し、塗装・家具や照明器具などのインテリアを工夫して設置することで、味のある空間を提供したりするなど。
その土地や建物で使われている素材を活かしたデザインを提供します。
新設ではなく、リノベーションでのインテリアデザインに重点を置いている辺り、昨今のトレンドを意識した打ち出し方にもなっているので、土地や建物・世界観だけでは差別化しづらいと悩んでいる方は、ぜひ実績の打ち出し方含めて参考にしてみましょう。
3.和装 × インテリアデザイナーの事例
和装 × インテリアデザイナー「勝野明美+ヤギタカシ」様のポートフォリオです。
和装と和装小物の企画・開発・製造・卸売・小売を一気通貫で担当しているとのこと。
インテリアというと空間設計ばかりに目が行きがちですが、実際に設置する物品の製造にも携わっているようなので、自分でインテリアも作って、作ったものを売りにしていきたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
おわりに
今回は「インテリアデザイナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
インテリアデザイナーとして転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。