転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「筆耕家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし筆耕家での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での筆耕家の需要について
求人ボックスによると、2024年7月時点で掲載されている正社員の書道の求人数は3,523件。
中でも、正社員の筆耕家の求人数は0件と、国内の求人サイトでは見つけられませんでした。
なので、もし筆耕家としての仕事を正社員で探したいという方は、自分で作った作品を売り込んで雇ってもらえないか交渉してみましょう。
筆耕家の仕事内容について
手書きで美しい字を書く仕事のこと。
具体的には、学校の集会とかで表彰される際にもらえる賞状の字の執筆・結婚式の招待状・名刺・封筒など。お祝いやめでたいときに贈るものとかの文字書きを担当します。
書道のような作品制作とは異なって、一発書きするものがほとんどで、賞状や結婚式の招待状などは、失敗できるものではありません。
なので普段から、楷書・行書・草書・篆書・隷書といった基本の書体への理解はもちろん、適切な文字のバランス・配置など。
日々の練習を欠かせず、鍛錬し続けることが求められます。
筆耕家へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、筆耕家の事例を3つほど紹介します。
1.選挙 × 筆耕家の事例
選挙 × 筆耕家「ふで善」様のポートフォリオです。
賞状技法士1級という“文字を書く”職能資格の最高位を有しており、選挙為書き・選挙推薦状・式次第など。候補者に激励をおくるとともに、選挙事務所の雰囲気を盛り上げるための作品も描いているとのこと。
筆耕サービス一つとっても、様々な形態で作品提供も行なっているようなので、これから筆耕家を目指していきたいという方は、ぜひ参考にしてみましょう。
2.賞状 × 筆耕家の事例
賞状 × 筆耕家「梅野秀柳」様のポートフォリオです。
主に賞状・命名書・宛名書きなどの筆耕を担当しており、賞状の名入れから全文・卒業証書・一般封筒の宛名書きなどまで幅広くご担当されているとのこと。
また在宅での制作だけでなく、現地へ直接赴いた出張筆耕などもされているとのことなので、現地で直接制作風景も見たいという方は、ぜひ一度相談してみましょう。
3.書道師範 × 筆耕家の事例
ウェディング専門のペーパーアイテム製作会社にて筆耕の他にも招待状・席札・席次表などの製作に5年間携わっていた過去があり、その後独立。
現在では、美文字レッスン・宛名書き・年賀状毛筆筆耕など。制作から指導まで多岐にわたって活躍されているとのこと。
制作以外のサービスも展開していきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
おわりに
今回は「筆耕家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
筆耕家として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。