転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「コンポジターの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしコンポジターでの転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのコンポジターの需要について
求人ボックスによると、2024年8月時点で掲載されている正社員の映像制作の求人数は44,264件。
中でも、正社員のコンポジターの求人数は22件と、映像制作の全体求人数から比較して見ると約0.04%ほど。
未経験の求人は1件と4.5%ほどで、求人数の少なさもさることながら、未経験からのチャレンジは敷居が高い職種となっています。
コンポジターの仕事内容について
映像の合成・色調整・特殊効果の追加などを行い、複数の映像素材を一つのシーンに統合して仕上げる仕事のこと。
具体的には、映画・テレビ番組・CM・音楽ビデオ、さらにはゲームの中で使用される映像を、複数の素材を組み合わせて完成させます。
例えば、SF作品の映画とかだと、未来都市や荒廃した世界など。我々が知っている世界とは違った舞台で描かれるケースがほとんどでしょう。
こうした映像は、後で合成した背景と差し替えられるようグリーンバックとかを用いて撮影されるわけですが、その合成作業とかをやってくれるのがコンポジターと呼ばれる方々の仕事というわけです。
他にも映ってはいけない小道具を映像から消したり、逆に迫力が欠ける場面にはエフェクトを追加して躍動感ある映像に仕立てるなど。
最終的には、映像を見る方々が作品に対して、目が離せなくなるよう魅力的で没入感のある映像を作り出します。
コンポジターへ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、コンポジターの事例を3つほど紹介します。
1.映画 × コンポジターの事例
映画 × コンポジター「Fude」様のポートフォリオです。
2007年より、映画・CM・PV等の映像コンテンツ制作において、多くの背景合成ショットの制作に携わってきた映像制作ユニットで、実写合成作品におけるデジタルマットペイント(DMP)制作を業務の柱として、DMPを用いたCamera Projectionショットのシーン構築などにも対応しているとのこと。
マットペイントの実績では、編集前と編集後の違いが分かるよう素人でも分かりやすくまとめられているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
2.FX Artist × コンポジターの事例
FX Artist × コンポジター「野島 達司」様のポートフォリオです。
「STAND BY ME ドラえもん2」を始め、多くの映画作品・CM・MVのVFX制作も担当。
コンポジターとしても「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の映画作品も手掛けるなど。
実績も豊富で経歴が分かりやすくまとまっているので、幅広い分野で活躍されている方は作り方の参考にしてみましょう。
3.ショートフィルム × コンポジターの事例
ショートフィルム × コンポジター「YAGA」様のポートフォリオです。
Unreal Engine5を使って空中戦を表現したり、学校の課題で巨人を登場させるショートフィルムを作るなど。
バトルものをイメージした作品を多く作っているようです。
ポートフォリオ作品はもちろん、ポートフォリオサイトのまとめ方もキレイなので、ぜひ参考にしてみてください。
おわりに
今回は「コンポジターの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
コンポジターとして転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。