転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「振付師の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし振付師での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での振付師の需要について
求人ボックスによると、2024年8月時点で掲載されている正社員のアーティストの求人数は17,580件。
中でも、正社員の振付師の求人数は19件と、アーティストの全体求人数から約0.1%とアーティストの求人から見ると少ない印象です。
未経験の求人は16件と84.2%ほどと、未経験の求人数自体は豊富なので、技術さえあればチャレンジしやすい職種となっています。
振付師の仕事内容について
パフォーマンスを魅力的な動きで表現する仕事のこと。
具体的には、ダンス・舞台・ミュージックビデオなど。芸術からポップカルチャーまで幅広い表現の場で、観客を魅了する動きを創作し、パフォーマーの身体表現や音楽との調和・空間の使い方などを総合的にデザインするのが特徴です。
個人が即興で踊るのとは異なり、振付師の仕事では、音楽理論・身体の動きの原理・観客の視線の動きといった要素を考慮。技術的な完成度と芸術的な美しさを兼ね備えたパフォーマンスを生み出します。
なので、自分の感覚だけで動きを考えるのではなく、作品全体の意図や表現したいメッセージを踏まえた振付を求める場合は、プロの振付師に相談してみましょう。アマチュアでは思いつかないような、斬新かつ印象的な動きの表現に出会えるかもしれません。
振付師へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、振付師の事例を3つほど紹介します。
1.ボーカリストの経験 × 振付師の事例
ボーカリストの経験 × 振付師「うぽる」様のポートフォリオです。
幼少期からアフリカンダンス・ストリートダンスを経験し、13歳でTRFバックダンサー・AAAのバックダンサーを経験。
さらに14歳以降は、自身の音楽活動もスタート。楽曲提供からボーカルとクリエイター兼演者としてライブ企画・出演・ラジオ番組レギュラーなど多岐に渡って活動していました。
現在では、それらダンスと歌の経験を生かした「キレキレに踊れるのに声がぶれない振付」を武器に、国内外問わず、様々な領域で活躍しているとのこと。
ただ振付を教えるのではなく、実体験に基づいた指導で活躍されているようなので、自分の武器が分からず悩んでいるという方は、ぜひ実績の打ち出し方の参考にしてみてください。
2.ひとりのポーズ専門 × 振付師の事例
ひとりのポーズ専門 × 振付師「外山晴菜」様のポートフォリオです。
CM・広告・舞台で使うようなポーズの振付をお届け。
具体的には、俳優さんの決めポーズ・新商品を覚えてもらうためのインパクトのあるポーズ・子ども達が真似して覚えられるポーズなど。
子供から大人まで幅広い年齢層をターゲットに、誰でも印象に残るようなポーズも手がけているとのこと。
今までで、CM等広告・舞台のポーズ・振付演出を200本以上手がけた実績もあるようなので、気になった方はぜひ一度覗いてみてください。
3.現役ダンサー × 振付師の事例
現役ダンサー × 振付師「穴吹 尚代」様のポートフォリオです。
SMAP・MAX・サザンオールスターズなど、様々なアーティストのコンサート・TV・PV・舞台にてダンサーとして出演。
現在は、コレオグラファー・ダンスプロデューサーとして、アーティストからバラエティに至るまで幅広いジャンルにダンスを提供し、エンタティメントの演出も手掛けている模様。
実際に長く現役のダンサーとしても活躍してきたからこそ、動きに合わせた指導ができるのが特徴。
ダンサーも多数在籍しているようなので、気になった方はぜひ一度覗いてみてください。
おわりに
今回は「振付師の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
振付師として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。