転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「デザイン書道家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしデザイン書道家での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのデザイン書道家の需要について
求人ボックスによると、2024年7月時点で掲載されている正社員の書道の求人数は3,310件。
中でも、正社員のデザイン書道家の求人数は24件と、書道の全体求人数から比較して見ると約0.7%ほど。
未経験の求人は23件と95.8%ほどで、求人数が限られた職種となっています。
デザイン書道家の仕事内容について
依頼に合った筆文字の作品を制作する仕事のこと。
具体的には、飲食店のメニュー文字・個人向けの名刺・お店の看板からWEBサイトのロゴまで。
筆を使ったデザインで表現できるありとあらゆるものを取り扱います。
新郎新婦の門出を祝った結婚式のための招待状や誕生日のお祝いに挨拶で贈るグリーティングカードなど。めでたい日を祝う品としても用いられたりして活躍の幅は無限大です。
プロの書道師範として働くのではなく、自分が作った作品を誰かに買ってもらいたいという方にはオススメの職業です。
デザイン書道家へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、デザイン書道家の事例を3つほど紹介します。
1.デザイン書道塾講師 × デザイン書道家の事例
デザイン書道塾講師 × デザイン書道家「久木田ヒロノブ」様のポートフォリオです。
デザイン書道の講師として指導に携わり、全国でワークショップを展開し多くのデザイン書道家を輩出しているとのこと。
講師としての活動はもちろんのこと、2019年モリサワより筆文字フォント「剣閃」をリリースしたり、ユニクロUT2020年春夏コレクションでコラボするなど。
広告分野にまで広げて精力的に活動されているそうなので、今後仕事の幅を広げていきたいという方は、ぜひ実績を参考に自分のキャリアの積み方を考えるキッカケにしましょう。
2.筆文字ロゴ × デザイン書道家の事例
筆文字ロゴ × デザイン書道家「高田 蒼邱」様のポートフォリオです。
2009年より、フリーのデザイン書道家・商業書道家として活動開始。
独立から現在までで、店舗ロゴ・商品ロゴ・CM・PV挿入文字・CDジャケット・番組・映画・イベントタイトルなどの制作や、企業とのコラボによる商品制作など、延べ200件以上の筆文字の制作を担当。
筆文字も力強い字・時代に合ったモダンの字・可愛らしい字など取り揃えていらっしゃるので、サンプルの魅せ方含めてポートフォリオをこれから作ろうという方は、ぜひ参考にしてみましょう。
3.命名書 × デザイン書道家の事例
命名書 × デザイン書道家「笠原碧花」様のポートフォリオです。
店舗ロゴ・会社名ロゴ・名刺・タイトルなどの筆文字の制作や年賀状誌への年賀状作品の提供・インテリア書や命名書など。数多くの書作品の制作にまで携わられているとのこと。
現在ではご自身の教室や筆ペン講座の運営にも注力しながら、筆文字ロゴや命名書の作成等にも対応。
書体のサンプルもそれぞれ味のある質感で描かれているので、気になった方はぜひ一度覗いてみましょう。
おわりに
今回は「デザイン書道家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
デザイン書道家として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。