転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「書道家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし書道家での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での書道家の需要について
求人ボックスによると、2024年7月時点で掲載されている正社員の書道の求人数は3,432件。
中でも、正社員の書道家の求人数は356件と、書道の全体求人数から比較して見ると約10.4%ほど。
未経験の求人は237件と66.6%ほどで、求人数は限られているものの、未経験からでもチャレンジしやすい職種となっています。
書道家の仕事内容について
筆と墨を使って文字や絵を美しく書く仕事のこと。
具体的には、手本を真似て作品を制作したり、ある時は依頼された会社のロゴやお店の看板を作成したり、教室の先生として子供や大人たちに書道の楽しさを伝える先生になるなど。
作品を作るだけでなく、書道という文化を後世の世代に伝えるため、指導まで一貫して行います。
作品作りに徹する方も多く、展示会や披露宴などの出し物として、書道パフォーマンスを海外で執り行う方もいるなど。活躍の幅が広い職業です。
書道家へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、書道家の事例を3つほど紹介します。
1.書道講師 × 書道家の事例
書道講師 × 書道家「目時 白珠」様のポートフォリオです。
5歳という幼少期から筆を取り書道に明け暮れつつも、17年間、アニメ・ゲーム業界の仕事にも従事。
会社員を辞めて独立してからは、書道教室「しら珠書道教室」・筆文字制作「書工房しら珠」を主宰。
現在では、講師業を務めつつも、ドラマや映画作品への美術協力も行うなど。
書道の経験を武器にマルチに活躍されている先生です。書道を仕事にしていきたいと考える方は、どういった仕事があるのか。活躍の場を知る上でもとても参考になります。
2.書道パフォーマンス × 書道家の事例
書道パフォーマンス × 書道家「夢香」様のポートフォリオです。
北九州市立大学地域創生学群在学中で、書道歴は約13年ほど。
力強さを感じさせる作品を多数制作しており、書道パフォーマンスで制作した作品をNFT化するなど。
今までにない書道の在り方を定義する活動に日々チャレンジされている様子です。
書道講師としてのキャリア以外の道も知りたいという方は、ぜひ参考にしてみましょう。
3.芸術家 × 書道家の事例
6歳の頃から書道に触れ、16歳の年に当時最年少で宮日総合美術展書道の部に入選。
大学に進学し書道を専門的に学びながら、展覧会へも作品を出品。
卒業後は、18年ほど教員活動に従事しながら、書道の普及活動にも尽力。
現在では、個人向けに実用書道の教室を開講している他、法人向けには女性管理職者向け・スポーツ競技者向けに書を通じたメンタルトレーニングのプログラム提供を行うなど。
「書く」ことだけに留まらない教育という分野を絡めた活動にも従事しているとのことなので、書道という分野を使って今後活動していきたいと考えている方は、ぜひキャリアの積み方の参考にもしてみてください。
おわりに
今回は「書道家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
書道家として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。