転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「パッケージデザイナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしパッケージデザイナーでの転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのパッケージデザイナーの需要について
求人ボックスによると、2024年5月時点で掲載されている正社員のデザイナーの求人数は103,635件。
中でも、正社員のパッケージデザイナーの求人数は4,207件と、デザイナーの全体求人数から比較すると約4.1%ほど。
未経験の求人は1,305件と31%ほどで、求人数は限られているものの、未経験からでも始められるチャンスの多い職種となっています。
パッケージデザイナーの仕事内容について
製品を包むラベルや箱のデザインをする仕事のこと。
具体的には、以下のようなものを取り扱います。
- 製品パッケージ
- 外装パッケージ
- プロモーションパッケージ
製品パッケージ
箱・缶・ボトルに包まれたラベルのこと。
主に、ブランドイメージとして「安心感」や「高級感」といった印象を与え、見る者に購買意欲を引き立てます。
ラベルのデザインはもちろんですが、形状やパッケージの材質まで。
消費者が手に取りたくなるような素材選びから一貫して携わります。
外装パッケージ
輸送用箱やシュリンクラップのこと。
これらのパッケージではデザイン性も大切ですが、最も重要なのは運搬の際に商品の中身を守ること。
シンプルでありながら、緩衝性や圧縮に強いパッケージを選ぶことが求められます。
とくに、トラックへ積み込む際に他の荷物によって潰されないよう、しっかりとした耐久性を発揮できるかどうか。
パッケージの見た目だけでなく、機能性も重視した素材選びが重要な一品です。
プロモーションパッケージ
ディスプレイスタンドやギフトボックスのこと。
主に製品の第一印象を決めるのに役立ち、商品をこれから使おうという方に向けて、ブランドのストーリーを伝えて特別感を演出します。
例えば、特別なイベントや季節限定のデザインを施すことで、一層の注目を集め、消費者にとって忘れられない体験を提供することができます。
このようにプロモーションパッケージは、製品の魅力を最大限に引き出し、ブランドの認知度と価値を高めるための重要なツールです。
パッケージデザイナーへ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選
では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、パッケージデザイナーの事例を3つほど紹介します。
1.商品ブランディング × パッケージデザイナーの事例
商品ブランディング × パッケージデザイナー「中土真奈」様のポートフォリオです。
「デザインに、ブランドに、愛着を。」をコンセプトに、滋賀県でブランディングデザインを手がけているとのこと。
形式の違う実績をそれぞれ掲載しているので、どういうものが実績になるか分からないという方は、ぜひ参考にしてみましょう。
2.美大生 × パッケージデザイナーの事例
美大生 × パッケージデザイナー「坂井美結」様のポートフォリオです。
イベント時に配布するノベルティや日本酒のパッケージデザインも手掛けている実績もあるとのこと。
これから商用に臨んでいきたいという方には実績の出し方がとても参考になると思うので、気になった方はぜひ覗いてみてください。
3.宿泊業・民泊業 × パッケージデザイナーの事例
宿泊業・民泊業 × パッケージデザイナー「オリーブデザインアトリエ」様のポートフォリオです。
宿泊業・民泊業を本業とする傍ら、デザイナーとしても活動しているとのことです。
パッケージの実績としては、アロマ系製品のパッケージが多数掲載されています。
おわりに
今回は「パッケージデザイナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
パッケージデザイナーとして転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。