転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「CMプランナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もしCMプランナーでの転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場でのCMプランナーの需要について

求人ボックスによると、2025年4月時点で掲載されている正社員のプランナーの求人数は80,544件。
中でも、正社員のCMプランナーの求人数は1,025件と、プランナーの全体求人数から比較すると約1.2%ほど。
未経験の求人は392件と38.2%ほどで、求人数は限られているものの未経験からでも始められるチャンスの多い職種となっています。
CMプランナーの仕事内容について

テレビ・ネット・SNSなどで流れるコマーシャル(CM)の企画・設計を担当する仕事のこと。
商品やサービスを広く知ってもらうために、どんなストーリーや演出であれば、読者の反応を取れるのか。
誰を起用し、どういった世界観で魅せるのか。
視聴者の心を一瞬で掴み取るためにも、細部にまでこだわった企画力が求められます。
仕事内容は、アイディア出しから始まり、お客様への提案・制作チームとの打ち合わせ・撮影や編集の現場サポートに至るまで。
広告のコンセプト設計から具体的な表現方法まで、CMづくりの中心に立ち、全体をリードしていくのがCMプランナーの役割です。
CMプランナーへ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選

では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、CMプランナーの事例を3つほど紹介します。
1.専門学校講師 × CMプランナーの事例
専門学校講師 × CMプランナー「福永 周平」様のポートフォリオです。
1998年、株式会社沖縄映像センターCM企画制作部入社。
数々のCMを手掛ける中で、2006年には映画監督としてもデビュー。
2008年にはCMディレクターのフリーランスとして独立するも、アニメ・映画作品の監督も多数つとめる。
現在までに500本以上のCM企画・演出を手がけており、直近では沖縄ラフ&ピース専門学校の非常勤講師・吉本興業NSC沖縄の講師としても活動しているとのこと。
制作だけでなく教える側のキャリアとしても活動しているという方は、ぜひ実績の出し方の参考にしてみましょう。
2.脚本家 × CMプランナーの事例

脚本家 × CMプランナー「松村 有紀子」様のポートフォリオです。
大学でグラフィックデザインを学んだ後、CM制作会社ニッテンアルティ・外資系テレビ局FOX勤務を通して、CMやミュージックビデオ・劇場用長編映画のメイキング・テレビ番組等の企画演出に携わる。
2004年、文化庁新進芸術家海外研修制度により渡英。ロンドン大学ゴールドスミス校MA映像演出コースにて学ぶ。その際、ACC賞・Space Shower TV Station ID賞・Super Shorts Film Festival UKなど数々の賞を受賞。
2013年よりフリーランス。映像の企画やイラストレーターとしての活動の傍ら、日本工学院放送芸術コースにて、テレビ番組の制作を教えたりもしているとのこと。
CMプランナーとして企画をするだけでなく、脚本・絵コンテまで制作面まで幅広く手掛けているようなので、実際に自分でも手を動かしながらできる企画を担当している方は、ぜひ実績の魅せ方も参考にしてみてください。
3.イラストレーター × CMプランナーの事例

イラストレーター × CMプランナー「hasenao」様のポートフォリオです。
多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻。広告制作会社でWEB広告の企画制作・CMプランナー・演出家を経てフリーランスに。
現在は広告業界での経験を活かし、製品開発・企画・イラスト・グラフィックデザイン・コピーライティング・エッセイ・ナレーターとしても活動するなど。活躍の幅は多岐に渡っている。
最近では、動物のイラスト・肖像画・エッセイをコアにした作品を手がけており、各地の展示会にも出展しているようなので、気になった方はぜひ会場へ足を運んでみてください。
おわりに

今回は「CMプランナーの転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
CMプランナーとして転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。