転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「記者の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし記者での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での記者の需要について

求人ボックスによると、2025年4月時点で掲載されている正社員のライターの求人数は13,901件。
中でも、正社員の記者の求人数は2,975件と、ライターの全体求人数から比較すると約21.4%ほど。
未経験の求人は1,798件と60.4%ほどで、ライター全体の求人数も大幅に減ってきている中でも、記者は変わらず未経験からでも需要が高い職種ともなっています。
記者の仕事内容について

社会の「今」をいち早く伝えるため、日々現場を駆け回る仕事のこと。
事故・事件・災害・政治・経済・国際情勢──あらゆる事象を取材し、正確かつ迅速に報じることが記者の使命です。
具体的には、情報収集・現地での事実確認・当事者や関係者への取材・写真撮影・速報記事の執筆・原稿の送信といった一連の業務を、自らの足・目・耳を使って行います。
とくに新聞記者や通信社の記者は「速報性」が求められ、1分1秒を争うタイミングで原稿を仕上げなければなりません。
現場では「情報が錯綜している状況の中で、確かな一次情報を掴み取る」力が問われ、誰にどんな質問をし、どの事実を切り取るかの判断が、記事の質を左右します。
記者へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選

では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、記者の事例を3つほど紹介します。
1.元出版社勤務 × 記者の事例
元出版社勤務 × 記者「ささきあり」様のポートフォリオです。
出版社勤務を経て、フリーランスの編集記者に。「Hanako」をはじめ様々な雑誌やムックに関わる。
その後、創作童話のコンクールに入賞。のちに、児童書の執筆をするようになる。
現在は児童書を書きつつ、認定NPOカタリバや一般社団法人ineのスタッフとして活躍しているとのこと。
児童書関連の執筆で、数々の賞も受賞されてきているとのことなので、気になった方はぜひ一度覗いてみてください。
2.テレビ報道部出身 × 記者の事例
テレビ報道部出身 × 記者「相山 華子」様のポートフォリオです。
1997年慶應義塾大学卒業。同年、株式会社山口放送(日本テレビ系列)に入社、テレビ報道部記者として各地を取材。
1999年、担当したシリーズ「自然の便り」で日本民間放送連盟賞(放送活動部門)受賞。同社退社後、2002年から拠点を東京に移し、フリーランスのライターとして活動。
各種ウェブメディア・企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業のための日本語コンテンツ監修・翻訳(英語→日本語)も手掛けているとのこと。
翻訳技術に関しても、英検1級と実力は折り紙つき。文章はもちろんだけど、資格の経験も活かしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
3.ニューヨーク在住 × 記者の事例
ニューヨーク在住 × 記者「安部 かすみ」様のポートフォリオです。
ニューヨーク在住で、日米20年以上の経験を持つライターとのこと。
90年代 北九州大学(現:北九州市立大学)卒業後、出版社に入社。6.5年正社員として在籍。音楽編集者(メジャーミュージシャンのインタビュアー)からムック本編集長まで務める。
その後、留学生としてアメリカへ渡り、2007年、NY日系出版社に就職。
7年正社員としてシニアエディター・広告営業を務める。
またのちにIT企業のNY支社開設サポートおよび常勤専任ライターに従事。2016年には米政府機関よりジャーナリストの承認を受け、フリーのジャーナリストへ転身。
現在は対面インタビューや報道記者を生業にしているとのこと。
会社員としての経験を活かし、マルチに活躍されているようなので、今後自分も会社員の経験を活かして、独立していきたいと考えている方は、ぜひキャリアの参考にしてみてください。
おわりに

今回は「記者の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
記者として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。